「保護犬を引き取りたい」
そう思ったきっかけは、きっと“やさしさ”や“命を大切にしたい”という純粋な気持ちではないでしょうか。
でも実際に動こうとすると、
「どこで出会えるの?」
「手続きって難しいのかな?」
「家族に迎える準備って、何が必要?」
など、わからないことがたくさんあるかもしれません。
今回は、そんなあなたに向けて、保護犬の引き取り方法を基礎からわかりやすく解説します。
新しい家族として保護犬を迎え入れるための第一歩を、安心して踏み出せるように。
優しさのバトンをしっかり受け取ってくれる方に届いてほしい記事です。
この記事に書かれていること
保護犬ってどんな犬?
楽と福。
私の宝物✨️#保護犬 #ポメラニアン #チワズー pic.twitter.com/dnLQST5xOK— 保護犬の福と楽 (@mikyu8729) April 9, 2025
■ 保護犬とは
「保護犬」とは、何らかの理由で元の飼い主と離れ、保護団体や行政機関(保健所・動物愛護センターなど)に保護された犬たちのこと。
その背景には、
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飼い主の高齢化や病気
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飼育放棄
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多頭飼育崩壊
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繁殖業者からのレスキュー など、さまざまな事情があります。
どの子も、家族を必要としている命であることに変わりはありません。
保護犬を引き取る5つの方法
① 保護団体からの譲渡
地域で活動している動物保護団体は、保護犬の譲渡活動を行っています。
【特徴】
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一頭ごとに性格・健康状態・経歴などが明記されている
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譲渡条件が明確
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トライアル(お試し飼育)期間あり
📝 探せるサイト例
② 自治体・保健所からの譲渡
各市町村の動物愛護センターや保健所でも、保護犬の譲渡を行っています。
【特徴】
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掲載情報がシンプル
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譲渡費用が抑えられる
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譲渡条件は自治体によって異なる
📌 各自治体の公式サイトで「保護犬 譲渡 ○○市」などで検索可能。
③ 里親会・譲渡会に参加
週末や定期的に開催される譲渡会イベントでは、直接保護犬と触れ合うことができます。
【特徴】
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写真だけではわからない性格や反応がわかる
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スタッフと話しながら安心して相談できる
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子どもや他の犬との相性も見やすい
📝 開催情報は、SNSや保護団体のホームページでチェック。
④ SNSや掲示板
X(旧Twitter)やInstagramで「#里親募集中」などのハッシュタグから出会うケースも増えています。
【注意点】
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譲渡条件や譲渡契約があいまいな場合がある
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相手が信頼できるかをしっかり見極める必要あり
⑤ 知人・ブリーダー経由の保護譲渡
家庭内事情やブリーダーの閉業などで引き取り先を探しているケースもあります。
【特徴】
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犬の詳細を直接聞ける
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引き渡し時に物品を譲ってもらえることも
保護犬を迎えるまでの流れ
実際に保護犬を迎えるまでのステップを時系列で見てみましょう。
✅ STEP1:応募・問い合わせ
保護団体やサイトのフォームから「この子を迎えたい」と応募します。
【必要な情報】
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家族構成
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居住環境(ペット可かどうか)
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留守番時間
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飼育経験 など
✅ STEP2:やりとり・面談
メール・電話・オンラインで保護主とのやり取りが始まります。
場合によっては家庭訪問や面談が行われることも。
✅ STEP3:お見合い
実際に犬と会って、相性を確かめる場です。
無理に決めず、「この子となら安心して暮らせそうか」をしっかり確認しましょう。
✅ STEP4:トライアル期間
1〜2週間ほどの仮の同居生活を経て、正式譲渡するかどうかを決定します。
この期間中に、
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吠えぐせや排泄の様子
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他の家族との関係
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食欲や健康状態 などを観察します。
✅ STEP5:正式譲渡
お互いに「この家族でいきたい」となったら、正式な譲渡契約を結びます。
※譲渡費用(医療費・交通費など)がかかる場合があります。
保護犬を迎える前に確認しておきたいこと
🏠 飼育環境の準備
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ペット可の住まいかどうか
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ケージや寝床の場所の確保
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家族全員の同意と理解
💬 犬の性格・特性
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他の犬や猫との相性
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留守番ができるか
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吠え癖や過去のトラウマの有無
💰 経済面
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フード代、医療費、保険、予防接種など
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大型犬なら月1〜2万円、小型犬でも1万円前後は必要
「保護犬を飼ってよかった」体験談
最初はビクビクしていたけど、3ヶ月もしたら尻尾を振って出迎えてくれるようになりました。
家族の一員になった瞬間、涙が出るほど嬉しかったです。
― 兵庫県/50代女性
SNSで見つけた子。今では夫婦ふたりと1匹の生活が日常になりました。
モフモフの背中に癒される毎日です。
― 滋賀県/40代夫婦
まとめ:1匹の命が、あなたの人生を変えるかもしれません
保護犬がクマになっていく過程。 pic.twitter.com/gvXLd36P8w
— 🐻@YouTuber (@shibainu_hanazu) September 5, 2024
保護犬を引き取るというのは、単なる“犬を飼う”行為ではなく、
命と信頼をつなぐパートナーシップです。
不安や手間もあるかもしれません。
でも、それを超える「ありがとう」が、きっと待っています。
あなたの一歩が、1匹の犬の人生を変え、そしてあなたの人生も豊かにしてくれるかもしれません。